2012年12月26日水曜日

J-WAVE の「MUSIC IN TOWN」

本日、J-WAVE @jwave813fm の「MUSIC IN TOWN」に16:10より出演いたします。DJとして、というよりはBar Music店主としての3曲を。お時間ありましたらぜひ。昨日はラスマス・フェイバーだったみたいですね→http://www.j-wave.co.jp/original/rendezvous/cont1/

追記:選曲リストはコチラ→http://www.j-wave.co.jp/original/rendezvous/cont1/003.htm

「D-03 usen for Cafe Apres-midi」2012 Best Selection〜Jose James『No Beginning No End』


本日「D-03 usen for Cafe Apres-midi」が2012 Best Selection
(放送期間 12月26日~2013年1月13日)に更新! 僕の選曲は毎日15:00~16:00です!→http://music.usen.com/channel/d03/



Jose James『No Beginning No End』

ホセ・ジェイムズがこのアルバムのパーソナルな試聴会をBar Musicで開いてくれたのは、2012年2月23日のことでした。一曲再生を終えるごとに満たされる空気。自然に湧き起こる拍手と、彼の柔らかな笑顔。「今年の夏の終わりか、秋にはリリースするよ」──季節は移ろい秋となり、サンプルと共に届いた知らせによると、レーベルは急遽名門ブルーノートへ、そして発売は2013年の1月になったとのことでした。僕にとっては2012年の大切な記憶とともにあり、2013年の明確な基準となる特別な作品。この場所で挙げるのは少々フライングになるのかもしれませんが、もしかすると、来年もう一度選出することになるのかもしれません。本ベスト・セレクションでは温かな「Come To My Door」を。きっと次回は感動の「Tomorrow」を。





D-03usen for Cafe Apres-midi

12/26 4:00~1/13 毎日 15:00~ 1時間番組
曲名演奏者
【 Cafe Apres-midi 2012 Best Selection 】( compiled by Tomoaki Nakamura )
To Maya Glenne With LoveHarold Mabern Trio
I’ll Get Along(Ethan Johns Sessions)Michael Kiwanuka
Come To My DoorJose James
No RejectionThe Beauty Room
MasollanBalmorhea
TanzHauschka
Riinukese ValssMari Kalkun
Nero’s NocturneChilly Gonzales
Prelude C-Dur中島ノブユキ
Moon RiverBugge Wesseltoft
PasitosMateo Stoneman
Little Did We KnowSchool Of Architecture
Windmills Of Your MindStudio75

2012年12月21日金曜日

トレイシー・ソーン『Tinsel & Lights』


Everything But The Girlのトレイシー・ソーンによるクリスマス・アルバム『Tinsel & Lights』は、今後数十年この季節に繰り返し再生することになると思う。大好きです。


2012年12月18日火曜日

「ムジカノッサ!(=ポルトガル語で“僕達の音楽”)」

ブラジルからやってきたDJ NUTSは、「ムジカノッサ!(=ポルトガル語で“僕達の音楽”)」と言いながら、笑顔でBar Musicを後にした。言葉以上のことが伝わったように思えて、とても嬉しかった。

そしてご近所のブレンさんにも!→http://blenblenblen.jp/blog/2012/12/post_97.html

2012年12月11日火曜日

急遽 DJ NUTSもプレイです!

ブラジルより来日中のDJ NUTSが、急遽「INVENTORY」に参加してくれることになりました。目の前で何が起こるのか、本当に楽しみです!

12/12 Wed.
INVENTORY~ensemble of brasil~
[DJ]大島 忠智(IDEE Records)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[Guest DJ]伏黒新二(HOMEERROR RECORD / Musica LocoMundo)・DJ NUTS
[at]渋谷 Bar Music 
[info]03.6416.3307 
※20:00~1:00の開催です。 
※1Drink Order + Music Charge ¥500
http://www.musicaanossa.com/bar_music/ 

DJ Nuts





2000 年のブラジル・ターンテーブリスト・チャンピオンという肩書きを持ち、Cut Chemist、J-Rocc など一線で活躍するターンテーブリストらとの共演を果たした 2005 年のドキュメンタリー・フィルム “Brazilliantime” で世界に一躍知られる事となる。現在は、ブラジリアン・ヒップ・ホップシーンの雄 Marcelo D2 のグループの DJ として活動する傍ら、実験性に富んだ Mix 作品を精力的に発表し続けている。特に、あえてビート感の希薄な Bossa Nova や Afro Brasileiro、Brazilian Folk 作品のみで紡がれた Disco e Cultura の 3 & 4。サンパウロのブラック・ミュージックの定番パーティー Nostalgia を再現した Embalo Jovem。Arthur Verocai 関連作を使用して話題をさらった Arranjos e Composicoes などの近作に顕著な Hip Hop 的解釈により、オーセンティックなブラジル音楽を料理するアイディアに満ちた構成力、ハード・ディガーらしい豊富な知識を裏付ける選曲の妙、なにより聴く者を魅了して止まない圧倒的なスキルを駆使した、世界に比肩するもののないユニークな世界観で、近年、世界中に彼のフリークを生み出している。

2012年12月6日木曜日

ドン・サルヴァドール・トリオ『Tristeza』〜もしもこの世にタイム・マシーンが存在するなら〜

先日リイシューされたドン・サルヴァドール・トリオの『Tristeza』。これは執筆した日本盤ライナーノーツの冒頭です。もちろんBar Musicにも入荷済です。ぜひ続きも読んでみてください。



 もしもこの世にタイム・マシーンが存在するなら、何としても体感してみたい時代の場所が三カ所ある。

 一つ目は、ジャズとソウルがヒップホップやハウスといった新たなビートとクラブ・ミュージックという概念を得て混沌と洗練を重ねた80年代末~90年代初頭のロンドン。
 
 二つ目は、チャールズ・ステップニーという偉大なプロデューサー/コンポーザーが、ミニー・リパートンやテリー・キャリアーという才能の原石と出会い、優れたスタジオ・ミュージシャンらと奇跡的な音楽を次々と生み出していた70年代初頭のシカゴ(そこにはラムゼイ・ルイス、後にアース・ウインド&ファイヤーを率いるモーリス・ホワイト、アーマッド・ジャマル、マリーナ・ショウらもいる)。

 そして三つ目は60年代のブラジル、アドルド・ロヴォ作曲の「Tristeza」がカーニバルでセンセーショナルなヒットをした頃のリオ・デ・ジャネイロ。迷わずコパカバーナの「ボトルズ・バー」「リトル・クラブ」「バカラ」「マグリック」といった小さなナイトクラブが連なるドゥヴィヴィエール通り、通称「ベッコ・ダス・ガハーファス(酒瓶の袋小路)」へと向かう。そこでは毎夜多くのミュージシャンたちによる熱いジャム・セッションが行われていた。テノーリオ・ジュニオール、ルイス・エサ、セルジオ・メンデス、ミルトン・バナナ、モアシール・サントス、アイアート・モレイラ、ヴィトール・アシス・ブラジル、ウィルソン・ダス・ネヴィス、デオダート、ドン・ウン・ロマン、バーデン・パウエル、ベベート、ホジーニャ・ヂ・ヴァレンサ、ルイス・カルロス・ヴィーニャス等、後のブラジル音楽を語る上でも欠かせない数多の若きミュージシャンたちが、キラ星の如く存在していた。本アルバムの主役ドン・サルヴァドールもまた、その中で大きな輝きを放った者のひとりだ。

12月のDJスケジュール

実はカウントダウン・イヴェントのお誘いもありましたが、Bar Musicにて年越しを。
お待ちしてますね。

12/9 Sun.
カフェ・アプレミディ13周年記念パーティー
[Live]ヨハン・クリスター・シュッツ/フリーダム・スイート・フォーク・クラブ/La Bossa
[DJ]橋本徹・山下洋・宿口豪・BEN・吉本宏・小林恭・中村智昭 and more! 
[at]渋谷 Cafe Apres-midi
[info]03.5428.5121
※18:00~24:00の開催です。
http://www.apres-midi.biz/


12/12 Wed.
INVENTORY~ensemble of brasil~
[DJ]大島 忠智(IDEE Records)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[Guest DJ]伏黒新二(HOMEERROR RECORD / Musica LocoMundo)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※20:00~1:00の開催です。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

12/15 Sat.
Level 7
[DJ]冨田 恭弘(far east jazz affair) ・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[Guest DJ]OKA (DESTINATION MAGAZINE)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※20:00~2:00の開催です。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

12/16 Sun.
Rhodes  Piano Session
[Live]木村イオリ(bohemianvoodoo)(Rhodes Piano) × bashiry(bohemianvoodoo)(g)
[DJ]中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※17:00オープン、ライヴは1st / 18:00~、2nd / 19:30~(入れ替えなし)の開催です。
※着席/スタンディング40名様限定、チャージ ¥2000、お電話にてご予約を承ります。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

12/26 Wed.
裸のイザベラ
[DJ]KTa☆brasil(ケイタブラジル)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※19:00~23:30の開催です。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

12/30 Sun.
Bags Groove
[DJ]小林 恭(ima)・近藤 淳・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※18:00~23:00の開催です。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

12/31(大晦日)
ゆく皿くる皿
[DJ]高木 慶太・玉井 大・中村 智昭 (MUSICAANOSSA)& Friends!
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※21:00~Midnightの開催です。
http://barmusic-coffee.blogspot.jp/

2012年12月3日月曜日

Terry Callier 「Silent Night」

「2012 winter & christmas selection」に更新されたusen for Cafe Apres-midi、担当はレギュラーの月曜日夜8時間と金・土・日のお昼18時間。夕方6時の時報は、テリー・キャリアーの歌声でお届けいたします。メリー・クリスマス。


本セレクションの一枚
Terry Callier 「Silent Night」(Talkin' Loud / 1998)
天国のテリー・キャリアーは今ごろ、敬愛するジョン・コルトレーンのライヴでまた心を震わせているのだろうか。そしてチャールズ・ステップニーに、「新しい曲はできたんだろう? スタジオへ行こう。僕のオーケストラとミニー(・リパートン)が待ってるから」なんて言われているのかもしれない。 





かつて7インチでトーキング・ラウドからリリースされた「Silent Night」。月曜日の選曲一曲目にあたる18:00、そして深夜1時台の最後、セレクションの締めにもう一度オンエア。彼の滋味溢れる歌声に魅了される好カヴァーです。今年こそ、より聴く価値があると思います。

2012年11月30日金曜日

いつもimproを応援してくださる皆さんへ


今夜elevenで行われる「impro 9」、僕のDJクレジットはありません。当初の日程を変更して開催される運びとなったため、スケジュールのバッティングをどうしても避けることができませんでした。けれど気持ちはみなさんと一緒です。音楽で、楽しい夜を!





「impro 9」→http://go-to-eleven.com/schedule/detail/764/2012/11




「丈青、真夜中にローズ・ピアノを弾く」http://barmusic-coffee.blogspot.jp/2012/11/1130-fri.html

2012年11月20日火曜日

11月後半のDJはBar Musicにて

こんばんは。いよいよ寒くなりましたね。
昨夜のBar Musicでのヨハン・クリスター・シュッツのローズ・ピアノ・ライヴ、素晴しかったです。
「マタ、ゼヒ!」とのことだったので来年に。
さて、近いところの僕のDJ予定です。すでに来年のイヴェントでのオファーなどもありましたが、取り急ぎ。お待ちしております。


11/21 Wed.
Count On Me
[DJ]渡辺 亨・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※20:00~Midnightの開催です。


11/28 Wed.
裸のイザベラ
[DJ]KTa☆brasil(ケイタブラジル)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※19:00~23:30の開催です。


11/30 Fri.
丈青、真夜中にローズ・ピアノを弾く
[Live]丈青(SOIL&”PIMP”SESSIONS)(Rhodes Piano)+DJ YUZE
[DJ]中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※24:00オープン、ライヴは1st / 1:00~、2nd / 2:30~の開催です。
※オールスタンディング、ミュージック・チャージ\2500+1Drink Order

2012年11月8日木曜日

About Time : The Terry Callier Story 1964-1980


昨夜、テリー・キャリアーのベスト盤(以前、日本盤ライナーノーツを担当いたしました)が、Bar Musicで複数枚売れました。彼のことを知らない音楽ファンはまだまだたくさんいる。僕にやれることはある。


2012年11月2日金曜日

11/4 Sun.「SHIBUYA BAR SUMMIT」「テリー・キャリアーを偲ぶ夜〜Talkin’ About T.C.」

カフェ・アプレミディではスタートの18:00ころに(おそらく、他のみなさんと同じスタイルの)一曲入魂、The Roomでは20:30より一時間ほどプレイいたします。



11/4 Sun.
SHIBUYA BAR SUMMIT 2012 Autumn ~BAR Q 10th Anniversary Special~
[DJ]Susumu(BAR Q)・DJ Chika a.k.a. Inherit(BAR Q)・DJ SAZANAMI(BAR SAZANAMI / em)・ DJ Matsuzaki(BAR FELLOW)・中村智昭(Bar Music / MUSICAANOSSA)
[Live]ヤードロックス(BAR FELLOW)
[at]渋谷 The Room
[info]03.3461.7167
※17:00~23:00の開催です。

http://www.theroom.jp/



11/4 Sun.
テリー・キャリアーを偲ぶ夜〜Talkin’ About T.C.
[セレクター]橋本徹・渡辺亨・松浦俊夫・山下洋・宿口豪・小林径・中村智昭 and more! 
[at]渋谷 Cafe Apres-midi
[info]03.5428.5121
※18:00~23:00の開催です。 

2012年10月29日月曜日

R.I.P. Terry Callier.

大好きなテリー・キャリアーが、天国へ旅立ったそうです。思わず涙が溢れました。
以下はディスク・ガイド『ムジカノッサ・ジャズ・ラウンジ』(2008年)のために執筆した原稿です。彼の作品の全てではありませんが、ここに転載しておきます。
ご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2012年 10月29日 中村智昭




-Ordinary Callier-
世紀の名曲「Ordinary Joe」を生んだテリー・キャリアー。
ジャズはソウルであり、ソウルはブルースであり、ブルースなきジャズにソウルはない。そう感じるようになったのは、彼という存在があったから。そして告白してしまうなら、僕はジョン・コルトレーンという音楽の多くを、彼から学んだのです。彼が来日公演でコルトレーンのTシャツを着ているのを目にしたときには、心が震えました。
詳しくは以前に執筆したカデット期のアルバム『What Coler Is Love?』のライナーノーツを読んでいただきたいのですが、音楽家としてのキャリアーがこれまで歩んできた道は、相当に険しいものだと思います。だからこそ、その歌声と言葉には、真実と誠実が宿るのです。僕はきっと、生涯彼を支持します。


Terry Callier / Occasional Rain(Cadet / 1972)
高校生のころ、この「Ordinary Joe」を初めて耳にした。やはり同時期に触れたジョン・ルシアンの「Kuenda~Would You Believe In Me」も大きなショックだったが、時と年齢を重ね、繰り返し聴けば聴くほどこの曲により惹かれるのは何故だろう。アルバム・タイトルの「Occasional Rain」、そして後にベス・オートンとのデュオで再演される「Lean On Me」も、本当に心に沁みる。

Terry Callier / What Coler Is Love?(Cadet / 1973)
音楽の精霊が宿る、奇跡のアルバム。ジョン・コルトレーンの意志はテリー・キャリアーなるブルースマンにも託され、チャールズ・ステップニーの手でそれは世に問われた。2007年のアーロン・ジェロームによるカヴァーも素晴らしかった「Dancing Girl」、そして地を這うようなギター・アルペジオとベースラインのコンビネイションが最高にクールな「You Goin' Miss Your Candyman」と、じわりと熱を帯びる名曲達が静かに連なる。

Terry Callier / First Light:Chicago1969-71(Premonion Records)
プレステッジに『The New Folk of Terry Callier』を吹き込んだのは64年、そしてカデットでの『Occasional Rain』は72年。その間もキャリアーは、地元シカゴで地道な活動を続けていた。これは69年から70年にかけてのラフなスタジオ・テイクと71年のライヴを収録した発掘音源集で、貴重な「Ordinary Joe」のファースト・レコーディングも聴ける。装飾のない、シンプルなキャリアーの姿もまた堪らない。

Terry Callier /Turn You To Love (Warner / 1978)
チャールズ・ステップニー亡き後の70年代後半にエレクトラで制作されたアルバムで、ホーン・セクションも加えられた「Ordinary Joe」は、より華やかな印象に。「A Mother's Love」もキャリアーらしい慈愛に満ちた佳曲。60年代から一貫して自由と愛、そして平和を訴えかけてきた彼が、世に吹き荒れたディスコ旋風に立ち向かった記録。翌年『Fire On Ice』を残し、キャリアーは音楽から一度距離を置く。

Terry Callier / Timepeace(Talkin Loud / 1998)
場所は90年代のロンドン。レア・グルーヴ~アシッド・ジャズ・シーンからの熱烈な歓迎を受け、キャリアーは劇的なカムバックを果たす。アコースティック・ギター一本で歌う「Love Theme from Spartacus」やブルージー・ワルツ「No More Blues」には、神々しささえ漂う。僕にとってはヤング・ディサイプルズ『Road To Freedom』と並ぶ、トーキング・ラウドの最重要盤の一つ。

Terry Callir / Love Theme from Spartacus(Talkin Loud / 1998)
慈悲深いヴォーカルと揺れるエレクトリック・ピアノ、そしてタイトにグルーヴするトラック。「Love Theme from Spartacus」は、トーキング・ラウドを率いたジャイルス・ピーターソンの発案によって、テリー・キャリアーが歌詞を付けることで新たな曲として蘇り、4ヒーローという稀代のクリエイターの手でさらに見事に調理された。90年代におけるシーンの成熟を象徴する、歴史的な名演。

Terry Callier / Alive!(Mr.Bongo / 2001)
ロンドンの「ジャズ・カフェ」でのライヴ・アルバムで、聴衆と一体となった「Ordinary Joe」は残念ながらアナログ盤には未収録。僕の持つCDのジャケットには初来日公演の際の直筆サインが記され、そこには“All The Best To You”というメッセージも添えられた。訳するとそれは、“あなたの全てがうまく行きますように”という意味になる。以来、毎日をこの言葉と共に。

Nujabes / Modal Soul(Hyde Out Productions / 2005)
テリー・キャリアーは、新世代のクリエイターからのラヴ・コールにも誠実に応え、自ら「Ordinary Joe」を歌う。Nujabesは「Feather」で「Love Them from "The Robe"」というユセフ・ラティーフの録音から再びフレイズを見事に抜き出すが、この時点でヒップホップという立ち位置から本格的により開かれた世界へ飛び立つ。僕の中では成るべくして、CALMとの合流を果たした瞬間だった。



2012年10月28日日曜日

Benny Sings「Make A Rainbow」

2日連続で、ベニー・シングスと「Make A Rainbow」を歌いました。



2012年10月26日金曜日

FPM presents Grand-Tourisme ~Halloween Party !!!~


本当に久しぶりの「グランツーリスム」。今の僕にできることを、丁寧に。これから向かいます→http://www.fpmnet.com/news/event/2012-10-26/

2012年10月16日火曜日

Rotary Connection「Want You To Know / Memory Band」7inch


こんなに可愛いジャケ付きフランス盤があるんですね。僕のはアメリカ盤お馴染みのカンパニー・スリーヴ。いつか欲しいな。




2012年10月10日水曜日

10月後半のDJスケジュール

こんばんは。今月はBar Music以外ではThe Roomさんと久しぶりの「Grand-Tourisme」です!


10/14 Sun.
Small Circle of Friends 10th ALBUM "Superstar" Release Party
"スーパースターの夜~聴く!話す!そして歌う!"
[DJ]東 里起(Small Circle of Friends)・中村智昭(MUSICAANOSSA)
[Live+Talk]Small Circle of Friends
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※18:00~22:00の開催です。


10/21 Sun.
Bags Groove
[DJ]小林 恭(ima)・近藤 淳・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
※18:00~23:00の開催です。
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307


10/23 Tue.
BoderLine
[Live]ペトロールズ
[VJ]三嶋章義(ALAGUN / FUGAHUM)
[DJ]中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 The Room
[info]03.3461.7167
※20:00~25:00の開催です。


10/24 Wed.
裸のイザベラ
[DJ]KTa☆brasil(ケイタブラジル)・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307
※19:00~23:30の開催です。


10/26 Fri.
FPM presents Grand-Tourisme ~Halloween Party !!!~
[DJ]Tomoyuki Tanaka(FPM)・KenKen(RIZE)・Daisuke Tsuda(SixMAN)・BootyBronx・KenKen(RIZE)・Daisuke Tsuda(SixMAN)・BLASTBEATS CREW・中村 智昭(MUSICAANOSSA)
[Live]雅-MIYAVI-
[at]西麻布 eleven
[info]03.5775.6206
※22:00よりの開催です。


10/27 Sat.
Night Of DOX Records
[DJ]松浦 俊夫・中村 智昭(MUSICAANOSSA) & More!
※23:00~4:00の開催です。
[at]渋谷 Bar Music
[info]03.6416.3307


2012年10月9日火曜日

Dom Salvador Trio「Fred´s ahead」

真夜中に、あまりに短命であった60年代ブラジルのジャズ・サンバ・シーンについておもいを廻らせています。さっきまでデスクの上でつき合ってくれていた愛猫は、いよいよ眠りについてしまいました。



2012年10月5日金曜日

School of Architecture


USEN選曲の「Autumn 2012」リコメンド盤を、School of Architectureにいたしました。この秋の再生回数トップの座を、ゴンザレス『Solo Piano ll』と競っています。

コツコツと仕事を進める日々。急なライナーノーツ執筆依頼もありました。季節の変わり目、みなさまお身体に気をつけて。

2012年9月19日水曜日

2012年9月18日火曜日

9/24 Mon.「HIBIKI presents HIGHER BALL Vol.21」

このメンバーでなんとチャージ・フリー!
サントリーの美味しいウイスキー「響」も破格値で飲めます!
お待ちしてますね!

9/24 Mon.
HIBIKI presents HIGHER BALL Vol.21
[DJ]KTa☆brasil(ケイタブラジル)・
石井亮(AKIRA ISHII)・中村 智昭(MUSICAANOSSA) 
[Live]akiko
[at]丸の内 ANTHMBLE
[info]03.5220.1923
※18:00~23:00の開催です。




akiko
2001年、ユニバーサルジャズと契約。名門レーベル"ヴァーヴ"初の日本人女性シンガー。 オーセンティックなジャズだけでなく、クラブ、ブラジル、R&B、また独自のルーツであるロックに至るまで、様々な音楽を吸収し独自のスタイルを確立。音楽性のみに留まらず、そのライフスタイルも注目されるアーティストのひとり。新作は、ニューオーリンズで収録したニューアルバム『黒い瞳/Dark Eyes』。8月29日に発売。

KTa☆brasil(ケイタブラジル)
東京生まれ神奈川育ちの日本人打楽器奏者、MC、DJ。1990年初渡米。日本語、英語、ポルトガル語話者。単身19歳~リオのカルナヴァルに参加し続けて15年。大型野外フェス、サッカースタヂアム、クラブ、レストラン、テレビ、ラヂオ、パリコレ、東コレ他ファッション系イベント、各大使館等での出演・プレイ・レコーディング・選曲・プロデュースの実績多数。Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100」選出。

石井亮(AKIRA ISHII)
1986年FMラジオをはじめとする音声メディアで選曲家、演出家として活動をスタート、翌87年にはハウスミュージックの洗礼を受けDJもはじめる。クラブのみならず、音楽が必要とされるあらゆる場所でアンビエントから、ワールドミュージック、ジャズ、アブストラクトなものまでセレクト。これまでGILLES PETERSONのWORLDWIDEなど人気音楽番組を手がけ、現在は世界の多様性を追求するJ-WAVE 360°を担当。
360°(Three Sixty) J-WAWE 81.3 FM : saturdays 12:00-15:00



中村 智昭 (MUSICAÄNOSSA / Bar Music)
DJ/選曲家/音楽ライターとして「ムジカノッサ」を主宰。かつては渋谷「カフェ・アプレミディ」店長、現在は渋谷「バー・ミュージック」店主も務めている。複数のコンピレイションCDやディスク・ガイドも手がけ、USENやFM各局にも選曲を提供。最近はジャイルス・ピーターソンによるブルーノートのコンピレイションやベニー・シングスの最新作のライナーノーツなどを執筆。

2012年9月1日土曜日

「ラテン」をテーマに横浜へ



ケイタブラジルくんから急遽なお誘いがあり、「ラテン」をテーマに横浜へ向かいます。